過去にわたしは、仕事などで長時間のマウス操作が続いた結果、手首に痛みが出て腱鞘炎になりました。
それをきっかけに、手首の負担を減らせるデバイスとしてトラックボールマウスを試してみることにしました。
実際に使ってみると、手首を動かさず指先だけでカーソルを操作できる点が非常に快適で、作業中の痛みや疲労感も軽減されました。
以来、トラックボールの使い心地に魅了され、現在ではロジクール・エレコム・ケンジントンの4機種を所有し、用途に合わせて使い分けています。
腱鞘炎になってから、「マウスを動かす」という動作がどれだけ手首に負担をかけていたかを痛感しました。
トラックボールを使い始めてからは、痛みが軽減されただけでなく、作業スピードも確実に上がりました。
今では、トラックボールがないと仕事にならないほどの必需品です。
この記事が、あなたにとっての“理想のトラックボール選び”の参考になれば幸いです。

トラックボールの種類と特徴

トラックボールには大きく3つのタイプがあります。
親指型(M570 / M575)


最も一般的なタイプで、皆さんがよく使っているマウスに近い形状です。
ボールを親指で操作するため、移行がスムーズです。
メリット
エントリー向けで扱いやすい
コンパクトで省スペース
ノートPCとの相性が良い
デメリット
長時間使用で親指が疲れやすい
カスタマイズ性が低め

人差し指型(ELECOM M-HT1DRXBK)


ボールを人差し指・中指で操作するタイプです。
クリックと操作が同じ指で完結するため、作業リズムが自然です。
メリット
親指負担ゼロ
多ボタンでショートカット活用に最適
精度と安定性が高い
デメリット
本体サイズが大きめ
慣れるまで少し時間が必要

手のひら型(ケンジントン K72327JP)


ボールが中央に配置された据え置き型。
手首をひねらず、自然な姿勢でリラックス操作ができます。
メリット
疲労感が少ない
大玉による高精度操作
編集・校正作業に最適
デメリット
サイズが大きく設置スペースが必要
クリック位置がやや遠い

使ってきたトラックボールマウスの年表

| 購入順 | モデル名 | 使用期間 | 主な用途 | 一言レビュー |
| 1 | ロジクール M570 | 約5年 | 最初のトラックボール | 軽快で安定、ただし疲労感は変わらず |
| 2 | ロジクール M575 | 約2年 | ノートPC用 | 多ボタンで効率化、メインマウスとして愛用 |
| 3 | ELECOM M-HT1DRXBK | 約2.5年 | ブログ執筆 | 多ボタンで効率化、メインマウスとして愛用 |
| 4 | ケンジントン K72327JP | 約1年 | サブPC用 | 疲れにくいがクリックがやや遠い |
各モデルの詳細レビュー

ロジクール M570 — トラックボールの入り口に最適
最初に手にしたトラックボールがこの M570です。
当時はまだ「動かさないマウス」という存在自体が珍しく、興味本位で購入したのがきっかけでした。
結果として、トラックボールの魅力を教えてくれた“原点”のような存在です。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 握り心地が自然で、トラックボール初心者でもすぐ慣れる ボールの精度が高く、軽い力でスムーズにカーソルが動く 電池持ちが良く、取り回しも快適 | 親指操作のため、長時間使用で疲れがたまりやすい ボタン数が少なく、カスタマイズ性は限定的 数年でチャタリングが発生しやすい(個体差あり) |
最初の1台としては最高の選択肢。
ただし長期間メインで使うと、親指やクリック部に疲労が出てきやすく、「より長く快適に使いたい」と思ったタイミングで次のモデルに移行したくなるでしょう。
ロジクール M575
M575 はM570の後継として登場し、より軽量でBluetooth接続にも対応。
ノートPCとの相性がよく、私もサブ機用として2年ほど使用しました。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| M570と比べてボール精度が向上 Bluetooth接続でケーブル要らない コンパクトで持ち運びやすい | 親指負担はやはり変わらな ボタン数が少なく、作業効率化には限界 手のサイズによってはフィット感に差が出る |
M570をベースに“完成度を高めた優等生”。
ただし、構造上の弱点(親指集中)は変わらないため、長時間使用よりは“ノートPC用のサブマウス”としてベストです。
軽快さと安定性のバランスに優れた一台でした。
ELECOM M-HT1DRXBK — 多ボタン×人差し指操作で効率最強
「作業効率を上げたい」「親指を休ませたい」そう感じて導入したのがこの ELECOM M-HT1DRXBK。
結果的に、最も長く・最も愛用しているトラックボールです。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ボタンを自由にカスタマイズでき、ショートカット操作が劇的に快適 安定したボディと高精度ボール 長時間でも疲れにくい | デサイズが大きめメリット クリックがやや重い |
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ボタンを自由にカスタマイズでき、ショートカット操作が劇的に快適 人差し指・中指で操作するため、親指疲労がゼロに 重厚感のあるボディで安定感が高く、ポインタの精度も高い 長時間作業でも姿勢が崩れにくい | サイズが大きく、モバイル用途には不向き 初めて使うと「クリックとボールの位置関係」に少し戸惑う ボタンのクリック感がやや重め |
特に ブログ執筆や資料作成 において真価を発揮。
「よく使う操作をボタンに割り当てられる」ことで、マウス⇔キーボードの往復が激減します。
作業効率重視派には間違いなくおすすめの1台で、私の“メインマウス”として欠かせない存在です。
ケンジントン K72327JP
最後に導入したのが ケンジントン K72327JP。
大型のボールを中央に備えた手のひら型で、手首をひねらず自然な姿勢を保てるのが魅力です。
現在はサブPCでの執筆時に活躍しています。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 手全体を預けるスタイルで、手首・腕への負担が非常に少ない 大玉ボールによる滑らかなカーソル操作 精密な編集作業に向いており、安定性が高い | 横幅が広く、クリックまでの距離が長い デスクスペースを取る クリック位置が遠く、手が小さい人には不向き |
リラックス姿勢で作業したい人にぴったりの1台。
特に長時間の執筆や校正など、集中作業に強い印象です。
「もう少しクリックが近ければ完璧」と思うものの、疲労分散という意味では他のどのモデルよりも役立っています。
用途別おすすめランキング

第1位:ELECOM M-HT1DRXBK
生産性・執筆効率を求めるならこれ一択!
第2位:ケンジントン K72327JP
疲れにくさとリラックス重視派に最適
第3位:ロジクール M575
持ち運び・ノートPC用にベスト
第4位:ロジクール M570
初心者の入門用としておすすめ
まとめ
いかがでしたか?
今回は、私がこれまで使ってきたトラックボールマウス「ロジクール M570/M575」「ELECOM M-HT1DRXBK」
「ケンジントン K72327JP」を比較しながら、それぞれの特徴や使い心地を紹介しました。
トラックボールマウスは、最初こそ慣れが必要ですが、一度使いこなすと手首の負担を軽減しながら、作業効率を大幅に上げてくれる相棒になります。
特に長時間作業や腱鞘炎に悩む方には、「動かさない快適さ」をぜひ一度体験してみてほしいデバイスです。
どのモデルにも個性があります。
効率重視なら → ELECOM M-HT1DRXBK
疲労軽減重視なら → ケンジントン K72327JP
携帯性重視なら → ロジクール M575
といったように、あなたの作業スタイルに合わせて選べます。
トラックボールは決してマニア向けではなく、「快適に、長く作業したい人」すべてに向けたツールです。
これを機に、自分にぴったりのトラックボールを見つけて、日々の作業をもっと快適にしてみてください。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。ヒロ爺でした!したっけ!!




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