ブログを運営していると、思いがけないトラブルに遭遇することがあります。
今回私のもとに届いたのは、「著作権侵害の疑いがある」として画像使用に関するメールでした。
差出人は「著作権関連の海外企業」という名乗る企業からです。
件名は「Authorisation request / Suspicion of unauthorised image use」
最初にメールを見たときは、正直言って動揺しました。
せっかくブログのサーバーを移転し、気分転換して「これからまた記事を書こう」と思っていた矢先の出来事。
モチベーションが一気に下がり、気分も沈みました。
しかし、冷静に内容を確認し、記録を整理することで、これは詐欺的な手口の可能性が高いと判断しました。
この記事では、私が実際に受け取ったメールの内容と対応、そして他のブロガーの方々への注意喚起をまとめます。
なお本記事では、特定の企業名・団体名の記載を避けています。
これは、誤解や名誉に関わるトラブルを防ぎ、あくまで私自身の体験談と情報共有に留めるためです。
本文では具体的な会社名を伏せた上で、メール内容の特徴や対処のポイントだけを紹介しています。
同様の連絡を受け取った方の参考になれば幸いです。
メールの内容と違和感

メールはすべて英語で書かれており、以下のような内容が含まれていました。
- あなたのサイトで弊社顧客の画像が無断使用されている可能性がある
- Canva Proなどのライセンスがあるなら証拠を提示せよ
- ライセンスがない場合は、画像使用料として389.59ユーロ、または過去使用分の補償として350ユーロを支払え
- 支払いはPayPal、クレジットカード、銀行振込で可能
- 期限までに対応しない場合は法的措置を検討する
さらに、メールには専用ポータルへのアクセスを促すリンクがあり、そこに個人情報や支払い情報を入力するよう求められていました。
ここで私が感じた違和感は、以下の通りです。
英語での通知
私のブログは日本語で運営しており、対象読者も日本国内が中心です。
にもかかわらず、通知はすべて英語。これは、テンプレート的に一括送信されている可能性があります。
著作権関連で有名なCOPYTRACK(コピートラック)は、すべて日本語で対応してもらえますからこの時点で選択しが英語だけと言うのは、怪しいですね。
専用ポータルが日本語対応しているのに、なぜメールは英語で送られてくるのでしょうか。
存在しないURLを根拠にしている
メールには「画像が掲載されていたURL」として、リンクが記載されていましたが、このURLは確かに私のブログですが、該当する記事までたどり着けませんでした。
存在しないページを根拠に著作権侵害を主張するのは、非常に不自然です。
ポータルサイトがエラーだらけ
メールに記載されたポータルにアクセスしてみましたが2~3回、500エラーが頻発し、正常に表示されませんでした。

しかも、やっとアクセスできましたが「氏名」「住所」「電話番号」など全て情報を入力しないと詳細が確認できない仕様です。
画像の所有権を確認するだけであれば、本来は名前とメールアドレスだけで十分なはずです。
問題がなければそのままクローズし、もし何か不備があった場合にのみ住所などの追加情報を求めるのが通常の流れではないでしょうか。
そのため、最初から個人情報を過度に要求されたことに違和感を覚え、私は送信を中止しました。
Canva Proで取得した画像なのに作者名が違う
問題とされた画像は、私がCanva Proの有料ライセンスで取得したものです。
Canva Proでは商用利用が可能で、著作権もライセンスに含まれています。
さらに、画像の作者名を確認したところ、訴えを起こしたとされる作者の名前とは一致しませんでした。
実際に届いたメールの流れと変化

最初に届いたメールは「著作権侵害の疑いがある」というものでしたが、その後も何度か似たような内容のメールが届きました。いずれも英文で、以下のような流れでした。
初回通知
whose licence and image rights, limited to the territory of the Federal Republic of Germany, we are protecting here. Our local legal partners will take care of this abroad.
Our customer has informed us that may be using an image without permission. In any case, our customer could not find a licence for the subsequent use by you.
上記のような文章がメールで送られてきました。
私は正規のライセンスを持っていたため、内容に疑問を感じましたが、メールが英文で届き、さらに「ライセンスが確認できない」と書かれていた点に不安を感じました。
(※これは私自身の体験と感想であり、相手企業の信頼性や行為を評価するものではありません。)
再通知
If you do not have a licence or do not respond to this e-mail within the deadline, we must first assume that your use of the image material most likely constitutes a copyright infringement in the territory of the Federal Republic of Germany and you could then be legally obliged to compensate our customer for the damage caused by this infringement. Our local legal partners abroad will check this.
上記のように、期限内に返事をしない場合は「著作権侵害の可能性があるため損害賠償が必要になる」という内容も書かれていました。
私は正規のライセンスを所持していたため、こうした指摘に心当たりがありませんでしたが、英語で突然こうした文章が届いたため、さらに不安が大きくなりました。
(※これは私の体験と感想であり、相手企業の評価を意図するものではありません。)
最終通知「法的パートナーに引き継ぐ準備をしている」
With reference to your publication, we have already sent you emails requesting authorisation, to which we have not received a response. For this reason, we now reserve the right to forward the claim to our legal partners for review of the enforcement of rights in accordance with the relevant national legislation
上記のように「返答がないため、法的パートナーに引き継ぐ可能性がある」という内容のメールも届きました。
私は正規に取得したライセンスを使っていたため心当たりがありませんでしたが、このような表現が続いたことで、
さらに不安や焦りを感じたのも事実です。
(※これは私自身の体験と感想であり、相手企業の信頼性や行為を評価するものではありません。)
- 画像のファイル名やスクリーンショットはなし
- 著作権者の正式な連絡先や証明書もなし
- 日本語での説明や法的根拠の提示もなし
これでは、本当に著作権侵害があったかどうかを判断する材料がありません。そのため、私は「冷静に記録して無視」を継続しています。
あなたにも同じようなメールが届いたら
このようなメールが届いた場合、まずは慌てずに以下のステップを踏んでください。
メールを保存する
- PDF形式で保存
- 日付と件名を記録
- 添付ファイルやリンクもスクリーンショットで残す
画像の取得元を確認する
- Canva ProやAdobe Stockなど、正規のサービスを使っているか
- 商用利用が許可されているか
- 作者名やライセンス条件を記録する
ポータルやリンクにはアクセスしない
- 個人情報の入力は絶対に避ける
- サイトが不安定な場合はスクリーンショットを残す
- セキュリティソフトでURLの安全性を確認するのも有効
冷静な対応と記録のすすめ

このようなメールを受け取ったとき、最も大切なのは冷静に対応することです。
私は以下のような対応を取りました。
メールをすべてPDFで保存
時系列で記録を残すために、すべてのメールをPDF形式で保存しました。
これにより、万が一法的な対応が必要になった場合でも、証拠として提示できます。
Canva Proの支払い履歴と画像取得情報を記録
Canva Proのアカウントにログインし、支払い履歴と画像の取得履歴をスクリーンショットで保存しました。
Canva Proでは個別のライセンス証明書は発行されませんが、支払い履歴と作者名の記録がライセンスの証拠になります。
苦情メールはNG
少しでも怪しいと感じる相手に苦情メールや返信を送るのは絶対に避けたほうがいい です。
なぜかと言いますと
- 「このメールアドレスは生きている」と相手に確定される
- しつこい追いメールが増える
このメールアドレスは生きていると相手に確定される
返信した瞬間、相手は送信先が本物で内容を読んでいると確信します。
しつこい追いメールが増える
相手に「この人は反応するタイプだ」交渉の糸口をつかんだと受け取られてしまいます。
以後さらにメールの頻度が上がることがあります。
他のブロガーへの注意喚起

このようなメールは、いわゆる「著作権トロール」と呼ばれる手口の可能性があります。
著作権トロールとは、著作権を盾にして金銭を要求するビジネスモデルで、以下のような特徴があります。
- 不特定多数にテンプレートメールを送信
- 不明瞭な画像使用を根拠に金銭を要求
- ポータルサイトで個人情報を入力させる
- 支払いを急かす(期限付き、法的措置の脅し)
正規ライセンスでも安心できない?
私が調べたところ、Canva Pro や Adobe Stock などで正規のライセンスを取得していても、今回のような著作権侵害通知メールが届くケースがあるようです。
これは、一部の業者が AI を使い「画像だけ」を機械的に検出しているといったことが、正しい利用者まで誤判定されてしまうのでは、ないかと推測しています。
返信や支払いは慎重に
こうしたメールに対して、すぐに返信したり支払ったりするのは危険です。
まずは以下を確認しましょう
- 本当にその画像を使っているのか?
- 画像の取得元とライセンスの有無
- メールの送信元と会社の実態
- ポータルの安全性
そして、正式な法的通知(弁護士名義の郵送書類など)が届いた場合のみ、専門家に相談するのが安全です。
まとめ
いかがでしたか?
今回の件は私自身、画像を 正式なライセンス経由で取得していた ので迷わず無視できました。
それでも焦りと不安はありました。
見覚えのない英文メールが届けば、誰でも心が揺れるものです。
しかし、もしこれが 不正ルートで入手した画像だった場合、おそらく不安になってしまい、相手のリンクを つい開いてしまった可能性があります。
今回の出来事が教えてくれたのは、
正規ライセンスを使うことが最大の防御
少しでも心当たりがない時点でメールは怪しい
不安を突いて誘導する詐欺は、誰でも引っかかり得る
ということです。
だからこそ、日頃から正規のサービスで素材を使い、怪しいメールには 絶対に反応しない という習慣が、
自分の身を守る一番の方法だと強く感じました。
それでは最後まで読んでいただきましてありがとうございます!ヒロ爺でした!




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