今回は、私の住んでいる町、豪雪地帯で有名な北海道岩見沢市で12月に入ってから記録的な大雪に見舞われた話をします。
令和6年12月初旬から約1週間、毎日30センチ以上の雪が降り続けました。
日中も降りやむことなく降り続きましたから、早朝除雪してから出勤して、日中降った雪を帰宅してからの除雪作業は、ほんとに辛かったですね。
特に深夜に降り続く雪にはガッカリしました。
朝起きると、約10~30センチの雪が積もっていて、暗くて寒い中での除雪作業に、毎日「一体自分は何をしているんだろう?」と考えさせられました。
そこで今回は、この大雪のことを少し調べてみたので、その話をしていきたいと思います。
岩見沢市の位置
岩見沢市は、北海道の空知地方南部に位置し、札幌市から車で約40分とアクセスが便利な場所にあります。
玉ねぎやコメの名産地として知られ、四季折々の美しい風景が楽しめる地域です。
特に冬には、一面真っ白な雪景色が広がり、訪れる人々を魅了します。
毎年開催される「いわみざわ百餅祭り」は、地元の伝統を感じられる見応えあるイベントです。
岩見沢市観光協会 いわみざわ百餅祭り
豪雪地帯岩見沢
この自然豊かな町も冬になると一変して悪魔のような世界に変わります。
連日連夜猛吹雪で外に出られない日があります。
その岩見沢市は、国から豪雪地帯・一部豪雪地帯に指定されている町です。
豪雪地帯に指定?
指定されると、国や自治体から特別な支援を受けられるようになります。
道路や学校などの除雪費用の一部が国から支援されています。
高齢者のために雪下ろしの助けをする仕組みがあります。
豪雪地帯に指定されると、雪が多いことで困っている地域に国が助けの手を差し伸べてくれる仕組みです。
西北西の風が吹くと岩見沢市は大雪
冬になると、北西や西北西から吹く風がやってきます。
この風が日本海を通るとき、海の水分をたっぷり吸い込んで湿った空気になり、それが北海道の石狩平野まで運ばれてくるんです。
そして、その空気が岩見沢のあたりに流れ込むと、大量の雪を降らせるんですよね。
「西高東低の気圧配置」って聞いたことありますか?天気予報でよく出てくる言葉ですが、この状態になると、日本海側に雪が降りやすくなるんです。
雪国に住んでいると、この言葉を聞いただけで「あ、明日は雪かきか…」って思っちゃいますよね。
2024年の冬は特に大雪になるだろうなって、夏の時点でちょっと覚悟していました。
夏が暑かった年は、冬に雪が多いことが多いって聞いたことがあって。
シベリアからの冷たい風が、日本海の暖かい水分をたくさん吸い込むせいで、雪雲ができやすくなるらしいんです。
その雪雲が、西北西の風に乗って岩見沢にやってくる…というわけです。
詳しくは札幌管区気象台より石狩・空知・後志地方の大雪の特徴をご覧ください。
現在の岩見沢市
12月に入った途端に連日連夜の大雪で、毎朝毎晩の雪かきに追われた7日間でした。
24時間に約20〜30cmの雪が1週間以上降り続いたからです。
雪かきだけで朝晩の時間が取られ、正直、体力的にも精神的にも限界を感じました。
おまけに通勤時はホワイトアウトで視界が悪く、必死で通勤していました。
今回の雪は、12月としては平均積雪量の2倍以上積もりました。
12月初旬から続く記録的な大雪により、12月18日(水曜日)には市内の高中小学校が臨時休校になりました。
原因は、市内を走る路線バスが除雪の遅れで運行できなくなったためです。
想定外の積雪で除雪が間に合わず、通常10分で通れる道路が1時間以上かかるなど、市内はほぼ麻痺状態でした。
とはいえ、岩見沢市は豪雪地帯に指定されているにもかかわらず、何日も市民の足となるバスが運休する事態は想定外と言っていますが、本当にそうでしょうか?
話は、チョットずれますが、道幅が狭くなる道路では、車同士がすれ違うのが難しくなってきました。
一台の車が少し広いところで待っていないと、すれ違うことができない状態です。
雪国のドライバーにとっては慣れた状況かもしれませんが、私が残念に思うのは、その時に「ありがとう」のサインをするドライバーが少ないことです。
せっかく親切に待ってくれているのに、感謝の気持ちを伝えられないのは寂しいですね。
特に今流行の厳ついワンボックスカーに乗っているドライバーや、年配のドライバーに多い印象です。
「待っていてもらって当然」という態度には、少しイラッとすることもあります。
挨拶や感謝の気持ちをしっかり伝えて、お互い気持ちよく運転したいものです。
除雪を少しでも楽にする道具
冬になると、毎朝晩の雪かきに「もう限界!」と感じる方も多いのではないでしょうか。
でも、道具を上手に選べば、そんなつらい除雪作業も少しは、楽になる道具を紹介します。
雪かきといえば、これが無いと始まりませんよね。スノーダンプは、雪を集めて捨て場まで運ぶのに欠かせないアイテムです。サイズは大きいものと小さいものがあるので、自分の家や作業スペースに合わせて選ぶと良いでしょう。「スコップだけでは腰が痛くて限界…」という人には特におすすめです!
積もった雪を集めたり、すくったりするための基本アイテムです。最近では、柄の部分が湾曲していて腰に負担がかからないタイプも販売されています。アルミ製の軽いものや、穴を開けて雪がくっつきにくい工夫がされたものなど、バリエーション豊富。自分の体力や用途に合わせて選んでみてくださいね。
「もう手作業は限界!」という方には、除雪機が強い味方になります。積雪量が多い地域では特に活躍する機械です。スノーダンプやスコップで苦労して運んでいた雪を、除雪機なら一気に飛ばして片付けられます。ただし、便利な反面、燃料代がかかるのがちょっと痛いところ。でも、体力と時間を節約できるので価値は大きいですよ!
今回のまとめ
全国的に見ても、2024年12月は日本海側で記録的な大雪が降りましたね。
もはや災害級と言わんばかりの降雪量ですが、ただ見ているだけではどうにもなりません。
手をこまねいているだけでは、何の解決策にもなりません。
行動に移さない限り結果は出ません。
また、身体の不自由な方やお年寄りの家の周りなど、地域一丸となって雪かきをし、助け合ってこの異常気象とも言える季節を乗り切りましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。ヒロ爺でした!
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