本記事では、イーザスソフトウェア様からご提供いただいたEaseUS Disk Copyをレビューします。
この製品は、無償で提供されましたが、私の個人的な意見や感想を正直にお伝えします。
今回は、EaseUSソフトウェア様から「EaseUS Disk Copy」のレビュー記事依頼をいただき、数日間使ってみた感想をレビューしていきます。
結論から先に言うと、今回のこのクローン作成ツール「EaseUS Disk Copy」は、クローン作成に特化したソフトウェアです。
操作も直感的で迷うことなくクローン作成できます。
今まで使っていたツールよりもずっと使いやすくなっています。
今までのクローン作成ツールは、ハッキリ言って操作が難しく専門用語が多く慣れていないと操作ができない製品が多かったのですが、このEaseUS Disk Copyは、わずか3ステップで今使っているHDD(SSD)の内容をそのままコピーできます。
料金システムも「1ヶ月間」「1年間」「永久ライセンス」の3つのプランがあり、使う必要があるときだけ購入できる料金プランは、他に類を見ないシステムだと思います。
そこで今回は、このクローン作成ソフトウェア「EaseUS Disk Copy」のレビューをしていきます。
EaseUS Disk Copy
EaseUS Disk Copyは、3つのステップで簡単にクローン作成ができるソフトウェアです。
このソフトウェアの良いところは、3つのステップでクローン作成ができるだけでなく、分かりやすいUI画面も備えていますので、クローン作成に不慣れな人でもすぐにクローン作成ができるでしょう。
もし操作に迷ったら、Windows11をM.2 SSDにインストールする方法【完全解説】などが用意されていますので、こちらを参考にしてください。日本語にも対応していますので、安心してご利用いただけます。
クローンとは
クローン作成とは、あるディスクやパーティション全体の内容を別のディスクやパーティションに完全に複製するプロセスです。
このプロセスにより、元のディスクやパーティションに格納されているデータ、オペレーティングシステム、アプリケーション、およびその他の情報が複製先に一貫して複製されます。
クローン作成の主な目的は、以下の点にあります。
- データのバックアップ
ディスク全体または特定のパーティションを別のディスクにコピーして、データのバックアップを作成します。 - システムの移行
オペレーティングシステムやアプリケーションがインストールされたディスクやパーティションを新しいディスクに完全に移行するために使用されます。 - ディスクのクローン化
既存のディスク全体を同じ構成で別のディスクにコピーして、ディスクのクローンを作成します。
ダウンロードとインストール
ダウンロードはこちらのEaseUS Disk Copy公式サイトから。
後は画面の指示に従ってダウンロードしてください。
画面の指示に従ってインストールしてください。
この画面が表示されたら、使える状態になります。
試しに無料版でどこまでクローン作成ができるか試してみたけど残念ながら無理でしたね
EaseUS Disk Copy使い方
デモ版では、クローン作成が不可能なので事前に有料版に切り替える必要があります。
ダウンロードはこちらのEaseUS Disk Copy公式サイトから。
3通りのプランが用意されています。
「1ヶ月間」「1年間」「永久ライセンス」の3通りのプランです。
一般的にクローンを作成するのは頻繁に行う作業ではないので、必要な時だけ購入する「1ヶ月間」版で十分だと思います。
購入しましたらメールで「ライセンス」が送られてきますのでライセンス認証してください。
認証できたら左側の操作パネルの上部の表示が「Demo」から「Pro」に変わりましたら認証できたことになります。
ディスクモード
今回は、検証用のSSDが手元になかったので、HDDを使います。
ソースをSSDにしてターゲットをHDDでクローンができるか検証しました。
後々ハードディスクにでもクローンしておけば何かあったときの予防になると思います。
左側のメニューからディスクモードを選んでください。
まずはソー元を選択しましょう。
ソース元は現在使用しているデータやシステムがクローンの元になります。
必要であれば「セクターバイセクター方式コピー」にチェックを入れてください。
セクターバイセクター方式コピーとは、ディスクをクローンする際に、ディスクのすべてのセクターを1つずつコピーする方法です。
この方法のメリットは、ディスクの正確な複製ができることや、不良セクターをスキップできることです。
そして右下の「次へ」をクリックしましょう。
次にターゲット先を選択をします。
ターゲット先はクローンを作成したい新しいディスクやパーティションにソース元のデータやシステムがコピーされます。
ハードディスクはディスク1になりますので、ディスク1になっていることを確認してください。
確認できましたら、次へをクリックしてください。
ここでの確認は、ソース元/ターゲット先の最終確認をします。
後は、ディスクのレイアウトを編集して「実行」をクリックすることでコピーを開始します。
よく分からなければ「ディスクを自動調整します」のままにしておきましょう。
1.ディスクを自動調整します: ターゲットディスクのサイズによってレイアウトをリサイズすることでディスクの最良状態を維持します。
引用元:EaseUS Disk Copyの使い方
2.ソースとしてコピーします: ターゲットディスクを変更せず、そのレイアウトはソースディスクと一致します。
3.ディスクのレイアウトを編集します: ターゲットディスク上のパーティションのレイアウトを移動/リサイズすることは可能です。
次の画面でソース元がディスク0になっていることを必ず確認し、間違いがなければ実行ボタンを押してください。
今回はターゲット先がハードディスクなので、左下の「ターゲットディスクがSSDの場合、これをチェックします」の項目には、チェックしません。
ターゲット先がSSDでしたら必ずチェックを入れてください。
SSDの場合この項目にチェックを入れないでクローンを実行しましたらアライメントがズレてしまいますので必ずチェックを入れてください。
アライメントが、ずれていたらパソコンのパフォーマンスがビックリするほど低下します。
4Kアライメントのズレとは、コンピューター内で扱うデータがきちんと整列していない状態を指します。例えば、本来整列させるべき場所にデータがズレていると、コンピューターの動作が遅くなったり、データの読み書きが効率的でなくなったりすることがあります。つまり、4Kアライメントのズレは、コンピューターが効率的に動作するために必要なデータの整列がうまくいっていない状態のことです。
「実行」を押しましたら、ディスクのデータは消去されますという警告文が表示されますので問題がなければ「続ける」のをクリックしてください。
ターゲット先のデータは、全てフォーマットされますので大切なデータがあれば事前にバックアップしておきましょう。
クローン実行中のポップアップが表示されますから、後は完了するまで待っていてください。
このようなソフトウェアのレビュー記事を書くときは、スペックの低いパソコンで検証しています。
低スペックPCで21分52秒でしたので、今回使用した低スペックパソコンでもストレスなく使えるソフトウェアだと思います。
完成したHDDをPCに取り付けてみた結果、無事にHDDをクローン化できました。
何度かクローンを作りましたが、これだけ簡単にまたトラブルもなくクローン化ができたのは、初めてですね。
トラブルをなくするため新品のSSDでしたらクローンする前に必ずフォーマットを実行してください。
パーティションモード
パーティションモードとは、パーティション単位でクローンすることができるモードです。
パーティションの中にある重要なファイルやアプリケーションを簡単にコピーし、別のディスクや別のパーティションに全く同じ内容をコピーできます。
コピー元のパーティションを選択してください。
コピー先のパーティションを指定してください。
問題がなければ「実行」をクリックしてください。
完了するまで待ちましょう。
ブートメディア作成
ブータブルメディアを作成する理由は、本来オペレーティングシステムを使用してパソコンを動かしているのですが、オペレーティングシステムが動いているとクローン作成時にトラブルが起こりやすい可能性があるからです。
オペレーティングシステムを動かさなくてもプログラムやソフトウェアを実行できるようにするのがブータブルメディアの利点です。
ブータブルメディアの作り方は、4GB以上のUSBを挿し左側のメニューから「ブータブルメディア」をクリックしてください。
ブータブルメディアをUSBで作成するか、CD/DVDで作成するかを選択してください。
今回は、USBに作成するのでUSBにチェックします。
後は、ブータブルメディアが出来上がるまで待ちましょう。
ブータブルメディアができたら、「完了」をクリックしてください。
検証用パソコンでは、ブータブルメディアができるまで約13分49秒かかりました。
パソコンのスペックによって時間が掛かることがあります。
ブータブルメディアでクローン作成
ブータブルメディアでパソコンを起動させるには、BIOSで起動順番をUSBに変更する必要があります。
しかし、間違った操作をすると最悪パソコンが起動しなくなる可能性がありますので、くれぐれも慎重に作業を進めてください。
BIOSの起動方法は、パソコンメーカーによって異なりますが、電源を入れたと同時に「F2」キーを連続で押してください。
BIOSが起動したら「Boot」までカーソルキーで移動します。
移動したら現在の起動順番をUSBに変更します。
順番を変更したら「F10」キーを押して設定を保存して再起動します。
再起動後、見慣れた画面になりますので、指示に従ってクローン作成を進めてください。
クローン作成の画面は英語ですが、簡単です。
通常モードでクローンしたときよりも、裏でシステムが動いていないので少し速かったです。
今回のまとめ
いかがでしたか。
EaseUS Disk Copyを使えばわずか3ステップで難しかったクローン作成が簡単にできます。
これによってHDDからSSDにバージョンアップやSSDの容量アップなど半分諦めていたことが実現できます。
クローンを作成なんて絶対自分ではできないと思っているあなた、このソフトを使えば、本当にびっくりするほど簡単にクローン作成やパーティションのバックアップなどが行えますので、大事なファイルを操作ミスで削除してしまってもこのEaseUS Disk Copyでバックアップしていれば簡単に復元できます。
また価格も使いたい時に購入すればいいだけなので、今まで何回も使わなかったのに、高い価格で購入する必要がなく自由に選ぶことができます。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。ヒロ爺でした!したっけ!!
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