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元トラックドライバーが語る制動距離とトラック割り込みのリスク

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今回は、トラックの前に無理に割り込むことの危険性について説明します。

昔、トラックに乗っていた時に信号機手前でトラックの前にいきなり割り込んできて、信号が赤になったからって急停車されて、メチャクチャ焦ったことが何度かありましたね。

注意を促したこともありますが割り込んだドライバーはそれが普通の行為だと思っているようで悪びれる様子もなく逆ギレされた事もありました。

しかし、ちょっと待ってください!その行為はとても危険ですよ!!

なぜかというと、信号機手前で強引に割り込んで信号が赤になった場合、あなたの車は無事停止できても、割り込まれたトラックはすぐに止まれると思いますか?

トラックは荷物を満載に積んでいるため、車重+積荷の重量で数十トンもあります。

その重さによって、トラックは急ブレーキをかけても直ぐに停まれないんです。

制動距離があなたの車よりも長くなってしまうからです。

そこで元トラックドライバーがトラックの前に強引に割り込む行為の危険性を詳しく説明します。

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制動距離

制動距離とは、車がブレーキを踏んだ瞬間から停止するまでにかかる距離のことです。

イメージしやすくするために例を挙げましょう。

想像してください、あなたが車を運転していて前方に突然障害物が現れたとします。

このとき、あなたは急ブレーキを踏むことになります。

制動距離とは、その急ブレーキを踏んだ瞬間から車が完全に停止するまでに進む距離のことを指します。

制動距離は、ブレーキを踏んだ反応時間や車の速度そして道路の状態によって変化します。

速度が速いほど、制動距離は長くなります。

また、道路が湿っていたり滑りやすい状態であれば制動距離も伸びる可能性があります。

また荷物を積んだトラックが急ブレーキをかけても制動距離が伸びます。

要するに制動距離とは車が停止するまでに進む距離のことで速度や道路の状態によって変わります。

なのでトラックの前が大きく空いているからと言って無理やり入るのは大きな事故に繋がる可能性があります。

トラックの前に割り込むとどうなるのか

なぜトラックの前がとても空いているのか、よく考えてみましょう。

トラックは、あなたが今乗っている車とは違い何十倍も重いのです。

たとえば、あなたの車が5人乗りだとしましょう5人乗せて急ブレーキをかけてください。

そのとき、制動距離が長くなっていることを感じませんか?

トラックは、その何十倍もの重量を持っているため急な割り込みや急ブレーキで停止することはできません。

最悪あなたの車に追突してやっと止まることができるのです。

私自身このような経験をしたことがあります。

ブレーキをベタ踏みしても、まるでアイスリンクの上を滑っているような感じで停止できず相手の車にぶつかってしまいました。

当時はドライブレコーダーが普及していなかったため私の過失となりました。

ですから私の経験からもわかるようにトラックの前に割り込むことは非常に危険です。

急な割り込みからの急ブレーキは、絶対にやめましょう。

なぜ強引な割り込みをするのか

なぜ一般ドライバーはトラックの前に強引に割り込みをするのか私自身が経験したことを通じて説明します。

トラックの前に強引に割り込みたい理由
  • トラックは、青信号からのスタートが遅いため先に行きたい。
  • トラックの後ろを走っていると前方の道路状況が分かりにくい。
  • 冬道や雨の日など前方に視界が見えづらい。
強引に入りたい一例ですよ

これらは私が実際に経験したことでトラックの前に強引に割り込む理由の一部です。

ただし、強引な割り込みは危険です。

何度も言いますけどトラックは大型で重い車両であります。

急な割り込みやブレーキングは止めてください。

遅いスタート

トラックは荷物を積んでいるため乗用車に比べて青信号からのスタートが遅くなります。

この遅れが、一部のドライバーにとってイライラの原因となり、信号の近くで強引な追い越しをしたくなるようです。

もし信号が青のままであれば特に問題はありませんが信号が黄色から赤に変わるタイミングでの強引な割り込みと急ブレーキは、トラックドライバーにとって非常に迷惑です。

実際、そのようなわがままな運転をすることは、自殺行為に近いものです。

前方の情報がわかりにくい

トラックは大型で高いため前方の情報がわかりにくくなるのでドライバーは無理にでもトラックの前に出たいという心境になります。

トラックの後ろを走っていると信号などの情報がわかりにくくなるため無理にでも追い越したくなる気持ちは、分からないわけじゃないですが止めましょう。

悪天候など前が見づらい

雨や雪の日など、トラックの後ろを走行していると本当に前が見えにくいです。

特に雪の日などは、トラックが巻き上げる雪煙で前方のトラックさえ見えなくなることもあります。

このような場合いつもの倍以上の車間距離を保ってくれると前方が見やすくなりますがそれでも無理に追い越して前方に出ようとするドライバーがいます。

しかし、一度間違えれば取り返しのつかない重大な事故につながる可能性があります。

2車線や3車線の道路であれば問題はありませんが北海道のように片側1車線の道路がまだまだ多い地域では、このような行為をするドライバーが未だに多く見受けられます。

 安全な入り方

ウインカーを出して直ぐに入らない

ウインカーを出してからもう少し待つことで、トラックドライバーに自分の意図を伝え、安全なタイミングで入ることができます。

 ワンタッチウイカーでいきなり割り込むような行為は、言語道断です。

 ワンタッチウインカーは、道路交通法違反になる恐れがありますからね。

 30m手前(3秒前)からウインカーを点滅させ、その行為が終了するまで点滅させる必要があります。

(合図)
第五十三条 車両(自転車以外の軽車両を除く。次項及び第四項において同じ。)の運転者は、左折し、右折し、転回し、徐行し、停止し、後退し、又は同一方向に進行しながら進路を変えるときは、手、方向指示器又は灯火により合図をし、かつ、これらの行為が終わるまで当該合図を継続しなければならない

引用元 e-GOV法令検索 第五十三条(合図)

トラックとの距離を確認して入る

トラックの前に入る場合、ウインカーを点けてからサイドミラーでトラックとの車間距離を確認し安全なタイミングで入るように心がけましょう。

トラックがゆっくり走るにも理由がある

一般のドライバーからするとトラックは青信号からのスタートが遅くてスピードも出ないためイライラすることがありますよね。

 だけどトラックが遅い理由があります。

トラックドライバーは、荷物を満載しているのでその重さによってスピードを調整しながら安全運転を心がけて走行しています。

 荷物が満載であるとトラックの安定性や荷崩れの恐れがあるのでスピードを制限しているのです。

 さらに、トラックにはリミッターやデジタコ(アナタコ)などの速度抑制装置が搭載されていることもあります。

 これらの装置によって、トラックの運行管理が行われています。

 つまり運送会社や法律によって速度制限が設けられていますからトラックドライバーが意図的にスピードを出すことができないからです。

これらの理由によってトラックはゆっくり走ることが多いです。

実はこれは安全性や運行管理の一環なです。

そのおかげでトラックは、ゆっくり走れて荷物の荷崩れや事故のリスクを減らすことができます。

リミッターとは、「速度抑制装置」とも呼ばれる車両の最高速度を制限する装置です。
最高速度が80km/hなどに設定していたら高速道路でそれ以上スピードを出さないように管理されている装置です。
デジタコとは、ドライバーの運行情報を記録する装置で勤務時間や走行距離、休憩時間などがデジタルで記録されます。

 今回のまとめ

いかがでしたか?

トラックの前に強引に割り込むことは、安全にとって大きなリスクです。

トラックは大型で重たい車両であり、急な割り込みやブレーキングはトラックドライバーにとって迷惑な行動です。

 トラックの遅い加速や視界制限、急ブレーキや荷崩れのリスクなどさまざまな危険性が存在します。

 安全な入り方としては、ウインカーを使って意図を伝えることやトラックとの距離を確保することが重要です。

 運転中は常に注意を払い、安全運転を心がけましょう。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。ヒロ爺でした!したっけ!!

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