ある日、いつものようにブログのお問い合わせフォームを確認していると、アフィリエイト案件の連絡が1通届いていました。
差出人は「ゴーストグループ」と名乗る企業です。
内容をざっと読んでみると、正直なところ「え、こんなに?」と思ってしまうほど、なかなか条件の良い高額案件でした。
ブログを続けてきた成果が少しずつ出てきたのかな、と素直にうれしくなったのを覚えています。
実際、その時は「これは受けたいかも」と、かなり前向きな気持ちでした。
ただ、もう一度落ち着いて読み返してみると、なぜか胸の奥に小さな引っかかりのようなものを感じたんです。
一見すると魅力的なのに、どこかしっくりこない。そんな違和感でした。
そこで今回は、このアフィリエイト案件について、私がどんな点に違和感を覚え、最終的にどう判断したのかを、正直な気持ちも交えながら書いていこうと思います。
この記事は特定の企業を批判するものではなく、個人の体験談であるのでご了承ください。
ゴーストグループから届いたアフィリエイト案件の内容

このアフィリエイト案件は、私が運営しているブログのお問い合わせフォームを通じて届きました。
差出人は「ゴーストグループ」と名乗る企業で、メールでは、私のブログと相性が良さそうだとして、Amazonに関連したアフィリエイトプログラムを紹介したい、という趣旨の内容が書かれていました。
自分のブログとAmazonが相性が良いと言われると、正直うれしくなってしまいますし、「あ、ちゃんとブログを見てくれているのかな」と、少し前向きな気持ちにもなります。
ただ、読み進めていくうちに、その言葉のわりに具体的な説明が少なく、だんだんと内容がつかみにくくなっていき、期待と同時に小さな違和感を覚え始めました。
最初に感じた率直な印象

これだけ条件が良さそうな案件は、正直なところ初めてだったので、素直に嬉しい気持ちになりました。
普段からAmazonアソシエイトを利用している身としては、メールの表題に【Amazonの広告掲載のご提案】と書かれていれば、自然と目が止まりますし、興味を持つのも無理はないと思います。
実際、メールには、いくつかの成果条件が用意されていて、新規登録や動画サービスの利用、コンテンツの購入など、複数の行動が報酬につながる仕組みになっている、という説明がありました。
一つの成果だけに依存しない構成という点では、収益化しやすそうな印象を受けたのも事実です。
ただ、読み進めていくうちに、どの行動がどのように計測されるのか、条件が今後変わる可能性はあるのかといった細かい部分が、あまりはっきり書かれていないことに気づきました。
そのあたりから、少しずつですが「ん?」という小さな違和感が湧いてきたんですよね。
私が「少し怪しいかも?」と感じたポイント
では、具体的にどのあたりに違和感を覚えたのかというと、いくつか気になる点がありました。
まず、会社の詳しい情報がほとんど見当たらなかったことです。
調べようとしても、はっきりした情報にたどり着けず、少し引っかかりを感じました。
次に、契約内容や条件の説明が全体的にふわっとしていて、細かい部分がよく分からなかった点です。
「ここはどうなるんだろう?」と読みながら何度か立ち止まってしまいました。
そして何より、提示されていた報酬が相場と比べてもかなり高く感じられたことです。
もちろん魅力的ではあるのですが、同時に「本当にこの条件で成り立つのかな」と、素直に疑問も浮かびました。
これらが重なって、はっきりとした不安というよりも、「少し様子を見たほうがいいかもしれない」という違和感につながった、というのが正直なところです。
最終的に私がこの案件をお断りした理由

今回のゴーストグループからの案件について、最初から「これは危ない」と思っていたわけではありません。
むしろ最初は、「こういう形の提案もあるのかな?」くらいの軽い気持ちでメールを読んでいました。
ただ、正直に言うと、このメールを何度か読み返してみても、最後までしっくり理解できた、という感覚にはならなかったんですよね。
読めば読むほど、「分かったような、分からないような…」そんなモヤっとした感じが残りました。
Amazonのアフィリエイトといえば、基本的にはAmazonと媒体運営者が直接やり取りをする仕組み、という認識を持っている方が多いと思います。私自身もそうでした。
ところが今回は、WEB広告代理店を名乗る企業からの連絡で、しかも独自の成果条件がいくつも提示されていたんです。
新規登録だったり、動画サービスの利用だったり、コンテンツの視聴や購入だったりと、成果が発生するポイントが複数用意されている、という説明でした。
一見すると「稼ぎやすそう」に見えなくもありません。でも、その仕組みがAmazon公式のものなのか、それとも代理店独自のプログラムなのか、そのあたりがどうしてもはっきりしませんでした。
自分のこれまでの経験や知識と照らし合わせて考えてみても、「あれ?こんな形あったっけ?」と、頭の中で何度も引っかかってしまって。
怪しいとか、危険だとか、そういう強い言葉を使う以前に、「よく分からないまま進めるのは違うな」という気持ちのほうが勝ちました。
結局、今回はお断りすることにして、相手には特に返信もせず、そのままにしていました。
ところが、しばらく経ったある日、また同じ差出人からメールが届いたんです。
内容を見ると、以前よりも条件が良くなったこと、成果が出やすくなったことが強調されていました。
正直、「え、また来たの?」と少し驚きましたし、条件を見てさらに戸惑ったのも本音です。
ただでさえ高めに感じていた案件が、さらに条件を上乗せして届いたことで、「これはもう関わらないほうがいいな」という気持ちが、はっきり固まりました。
今回は、それだけの話です。


今回のまとめ
これから案件を受けるブロガーさんへ
長くブログを運営していると、いろいろな企業さんから案件のメールが届くようになります。
ただ、どれだけ条件が良さそうに見えても、内容をきちんと精査してから受けることをおすすめします。
自分のブログには合わないと感じているのに、「最近ネタに困っているから」という理由だけで引き受けてしまうと、あとから記事を書くのがつらくなり、結局苦しむのは自分自身なんですよね。
また、今回の件とは少し違いますが、見るからに怪しいメールが届くことも珍しくありません。
日本語が不自然だったり、やたらと急かしてきたり、条件だけがやけに良かったり。そういうメールほど、一度立ち止まって考えたほうがいいと、個人的には感じています。
「断るのは失礼かな」と思ってしまう気持ちも分かりますが、ブログは自分の大切な場所です。
違和感を覚えた時点で距離を置く判断も、立派な選択だと思います。無理にすべての案件を受けなくても、ブログはちゃんと続いていきますから。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございます。ヒロ爺でした!
また、今回の件とは少し違いますが、見るからに怪しいメールが届くことも珍しくありません。
私の場合、WordPressからの連絡はYahooメールで受け取っているため、メール内のリンクや添付ファイルに対しては、作業用PCに入れている ESET がその時点で作動してくれる環境にしています。
「全部を見抜くのは難しいから、入口で守る」という感覚ですね。
そのおかげもあって、案件メールを確認する際の心理的な負担はかなり軽くなりました。



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